2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お疲れ様でした

90年代からこっち、 ずっと日本のロックファンの間で共有されてきたであろう 「とりあえず日本にはゆら帝がいる」という安心感。 その音楽は一つのスタンダード。 エポック・メイキングにして最終兵器。 がっつりファンだったわけではない。 せいぜい、カラオ…

今更ながら(だからこそ?)「東京都青少年の健全な育成に関する条例」改正案について

twitter上にて、ある人が 「石原慎太郎アンソロジーを出そうぜww」 と提案していた。 それに対して僕が、軽い気持ちで 「じゃあ、タイトルは『非実在石原慎太郎』で」 と書き込むと、それはほんの冗談に過ぎなかったにも関わらず、多くの真面目な(共感/…

『涼宮ハルヒの消失』(ネタバレ注意)

どうもです、ですますです。 いきなりですが、僕は、読書をするときついつい「流し読み」しがちになるという悪癖を持っています。なんというか、細胞組織レベルで集中力が欠如しているのかもしれません。一文一文をじっくり読み込んでいくことが出来ないので…

「萌え」や「MySpace」「初音ミク」……「スター不在」型メディアと、それが生みだす欲望について、単なる現状分析(twitterほぼ丸写し)

・他者を介して欲望を発見し、他者を「見る=なりきる」ことで欲望を満たす「スター崇拝」タイプの欲望が萎んでいく一方で新たなタイプの欲望が見受けられるようになった。 ・現在のメディアのありかたは、スター(他者a)など必要とせずとも自己に欲望を投…

大復活―Rhymester

ペイジャーもキングギドラも「復活のための復活」で あまりに自らを神格化しすぎていた。聴いてて、本当につまらんかった。 特にペイジャーにはガッカリだったなぁ。そんななかでライムスの復活アルバムは「やりたかったから復活」したに過ぎない、だからこ…

前島賢『セカイ系とは何か―ポスト・エヴァのオタク史―』読後感想

「セカイ系」という言葉が、一つの定義のなかに「まとめきれない」という事実を、ありのままに「まとめきった」力作。新たな知識を得る感動だけではなく、近年なかなか味わえない熱意への感動が本書にはある。ただ、こういった書物は、自然と感想もまとまり…

ニコ動文化に「投げ銭」制度は根付くのか

【そろそろ個人のコンテンツにお金を払う仕組みが普及してもいいんじゃない?】下記動画内における、白田秀彰氏が示した議題への最もポピュラーな回答として、また、その具体性としても、この記事が非常に興味深かったので、紹介。 以下、駄文をタラタラ。 …