2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョルジュ・バタイユ『マダム・エドワルダ/目玉の話』

20世紀において「孤独と性」について、最も深く考えた思想家の一人にして作家でもあるジョルジュ・バタイユ。 彼の作家としての代表作二篇が納められた本書は、必読に値する。 (「眼球譚」を読んだ人にも「目玉の話」はおすすめ。改訳され、読みやすくなると…

今更ですが、宣伝

毎日更新を目指すぞ、ってことで先月の文学フリマで開催されたトークショーの模様がニコ動上にうpされています。 こういうミニコミ系サークルには島宇宙同士をコミットさせていくことも大事だけど、外部を取り込んでいこう、みたいな外向アピール的な意志が…

真に思えたること、それは

不思議なのだ。 かつて、哲学者スピノザは「知性改善論」のなかで、次のように書いた。 「身体の観念は身体そのものではない。そして観念がその対象と異なったあるものであるからには、それはまた、それ自体、理解され得るあるものであろう。」 スピノザにと…